2006年02月15日

冬季五輪俺的ヒロイン交代の予感。

里谷15位も現役続行へ(スポニチ)

 残念どころか全然ダメでしたね。ま、調子が悪かったにしろもう少し頑張って欲しかったですね。大会初日、女子モーグルのあの結果(里谷15位、上村5位)がその後の日本代表のあまりの不発振りに若干の影響を及ぼしている気さえします。あそこで、里谷なり上村なりが何とかメダルを手にしていれば流れは変わっていたとは少々言い過ぎですかね。

今井メロ

 それにしても、女子ハーフパイプの今井メロは(ある意味)凄かった!大会前に腰を痛めていたようで、それでも予選の2回とも大技「メロウ・フリップ(後方1回宙返り半ひねり)」をかまし、その2度とも転倒。そのまま病院直行というあまりの壮絶な顛末を繰り広げたメロにもう僕ちゃんメロメロ(寒)ですよ!そんな傷心の彼女に彼女自身の作詞によるトリノ五輪イメージソング『夢(Dream)』を捧げます。バンクーバーで会おう!

1,2,3,4 ガンガン ズンズン グイグイ 上昇
5,6,7,8 毎回 ビッグ キック Check yeah
夢に描いたショータイム デカイ理想は夢じゃない
スタート前の深呼吸 パイプショーでmaking making dream
跳ね上がれ舞い上がれ 魔法のジュータン ボードに変えて
フロント・バックとかっ飛ばす インディ・メソッド・720°
戦場・炎上・技・特上 燃えた瞳が物語る
強い味方がmellowな売り 夢に向かってフルパワー
あの頃夢見描いた世界は 今この手の中に
夢・感動・ファンタジー My dreamトリノオリンピック
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2006年02月11日

未完の大器、小倉隆史引退。

小倉隆史

 ■スポニチより
 ■ヴァンフォーレ甲府HPより

 あのアトランタ五輪予選時の怪我がなければと悔やまれます。あの怪我が彼の苦悩(挫折とも言うかもしれない)のサッカー人生のはじまりだったのだと思います。もし彼があの怪我をしていなければ、絶えず言われつづけている日本代表の得点力不足は解消されていたかもしれません。
 しかし、ああだこうだ言ってもあとの祭り、それを含めての現役人生だったということでしょう。

 お疲れさまでした。
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2006年01月19日

またまたスポーツネタ。

 すいません、、、色々書きたいことがあるのですが書けてないのです。お許しを。

里谷 五輪期間自由時間なし(スポーツ報知・スポーツナビ)
里谷“特権”はく奪される…単独練習を却下(サンケイスポーツ・スポーツナビ)

 まあ、これは仕方ないでしょう。代表に入れただけでも奇跡的なのですから、贅沢は言えません。恐らく本人も覚悟していたでしょう。里谷(選手を支える)チームの意向として、そういった代表チームの合宿での練習ではなく、単独練習をしたいとの要望を出したのだと予想できます。例え代表チームにハブにされても耐え凌ぎ、メダルを手にして欲しいものです。
posted by 植木孝之 at 11:24| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月14日

引き続きスポーツネタで。

大友愛 できちゃった婚

 いやあ、これはビックリしましたね。やはり日本のバレーボール界(と、それを取り巻く環境)ってちょっと甘いんじゃないですかね?

 先日、世界のYAWARAこと谷亮子選手(旧姓 田村)が出産しましたが、彼女は世界選手権での前人未到の6連覇を達成しており、シドニー、アテネ五輪で共に金メダルを取っている選手なわけです。そんな偉大な選手が結婚、出産し幸せな家庭を築くことに誰も異論は唱えないでしょう(その人の結婚の是非は抜きにして・笑)。

 しかし、今回の大友愛選手の妊娠、結婚のケースは谷選手のそれとは違います。彼女はバレーボール全日本の中心選手であり、今年10月にバレーボール世界選手権、そして来年は北京五輪の予選もはじまるということで、今年あたりが五輪に向けてチームを熟成させるためには大切な時期だったわけです。そんななか妊娠、結婚てどうなのよ?って僕は思うわけです。

 しかし、この件に関しては大友選手の責任だけでなく指導者にも責任があると思います。例えばサッカー強豪国ともなると、(これは男子の話ですが)W杯期間中などは、家族と会うことも制限されたりしてしまうわけです。つまりセックスなんてもっての他なわけです(ちょっとこのケースとは異なりますが)。つまりは、国を背負って責任をもってプロ(でも、Vリーグってプロじゃないんだよなあ、、、)意識があるならば、そうしないし、させないように管理するはずなんですよ。つまりは選手、指導者共にプロ意識が欠如していたということだと思います。この問・の根底にはナショナリズム、国として戦うことの意義などの問題も関連してくるとは思うんですけど、それはまたの機会に。

 あと以前より思っていたことなんですが、世界選手権とかなんとかチャンピオンシップというバレーボールの世界大会をたまにやりますけど、それってほぼ日本開催ですよね(他にもやっているのかもしれないが、テレビ中継されているのはほぼ日本開催の大会)。あれ、何でなんですか?ま、理由は大体わかりますけど、それでは結局毎回日本のホームの試合をやっていることになるわけで、本当の意味での精神力とかタフさっていうのが、チーム(日本バレーボール界全体含む)として身に付かないと思うんですよ。北京五輪は文字通り日本開催でないのですから、日本以外の環境での試合を無理にでも組むべきです。

 ま、なんだかんだ言って結局彼女が10月の世界選手権、そして来年の北京五輪の予選に向けてしっかりと気持ちを持っていたならば、(いやらしい話ですが)中田氏(検索よけ)させなかったと思うんですよ。ま、そんな込み入った事情はわかりませんが、残念であることには変わりないです。

 どうかお幸せに。。。
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2006年01月11日

里谷多英、トリノ冬期五輪代表入り!

 おめでとうございます!

 これまでROCKDENASHI横丁は、ごくごく個人的にスキー・モーグルの里谷多英選手を本当に陰ながら応援してきたわけですが、この度彼女の過去の実績が重視され、来月よりイタリア・トリノにて開催されるトリノ冬期五輪のスキー・モーグルの代表に選出されました。

 昨年の2月に起こしたあの不祥事によって、さんざん色々なところで叩かれていたのは皆様の記憶にも新しいところだと思います。あの騒ぎのなか、彼女は精神的にヤラれ、結果スキーを辞め、地味にフジテレビの人事課で細々と内田アナの後継者の選んでいるのではないかとは全くもって思いませんでしたが、さすがに五輪には選ばれないだろうとは思ってました。最近の調子も悪かったようですし。しかしながら、こうして選ばれたからには、(あらゆる意味で)強靭なメンタリティを持ち合わせている彼女ならきっと本番でやってくれるでしょう。今回のトリノ冬期五輪は恐らく彼女にとっては過去最高のプレッシャーでしょう。こんなプレッシャーをかけられるスポーツ選手も極めて珍しい例だと思いますが、ポジティヴに考えれば、それは彼女にしか与えられないもの。言わば、彼女は選ばれし者なのです。なんで、こんなに熱くなってるか自分でもよくわかりません。好きなのか?ホの字なのか?俺?

 これまで、どれがウソかどれがホントかこちらとしてはまるで判断がつかないようなことを書き連ねていた週刊誌、東スポ等へ復讐を果たして欲しいものです。これでコケるとマジヤバいと思うので。

 あらゆる意味で、トリノ五輪のモーグルは要チェキです!

里谷多英オフィシャルサイト
posted by 植木孝之 at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月08日

ユニフォームばっかり新しくなってもねえ。

日本代表ユニフォーム

サッカー日本代表の新ユニフォームが発表(スポーツナビ)

 かっこいいですか?これ。

 日本刀をモチーフとかどうでもいいんですよ。なんか、よく見ると日本刀に見立てたという線の内側が女子水泳の水着のラインに見えませんか?そう思えると何だか笑えてきます。これはもはやギャグだろう。サッカーでも何のスポーツでもそうだが、強豪国はユニフォームの色が愛称になることが多い。サッカーブラジル代表の愛称である「カナリア軍団」というのはまさにそうで、緑と黄色のユニフォームがカナリアのようだ、という理由からその愛称はきている。今回の日本代表のユニフォームにどんな愛称を付ければよいのか、僕にはわからない。女子水泳としか思い浮かばない。その前に日本が強豪国の仲間入りをしなければならないことが先決ではあるのだが。

 僕はユニフォームがシンプルであればあるほど良いと思っている。その方が見る人の脳裏にシンプルな色が刻まれやすいからだ。1986年W杯予選の頃(木村和司伝説のフリーキックの頃)の真っ白に日の丸のどシンプルなユニフォームまで遡れとは思わないけど、ハンス・オフト監督時代の頃(1993年W杯予選の頃。ドーハの悲劇時の代表)の青が基調で斜めに赤と白の線が入ったユニフォームが個人的には一番思い入れがあるし、かっこいいと思うんだけどな。

 1993年当時もユニフォームが変更していて、その時にラモス瑠偉が国を背負って戦っているんだからユニフォームに日の丸は付けたほうがいいと提案してユニフォームと靴下に付けた日の丸はもう付いてないようだ。今回のユニフォームを着て代表の面々は国を背負ってドイツW杯を戦い抜けるのだろうか?心配だ。
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2005年08月20日

こういう選手が、国内組日本代表のゲームメーカーです。

小笠原

鹿島いきなり難問、小笠原試合出ない!(日刊スポーツ)

 これは、どうかと思うなあ。

 普通こういう場合は無理してでも試合出ると思うし、こういう事態が彼のプレーに影響を及ぼすのならそれは、所詮彼がそれまでの選手だったというわけで。「いろいろなものを抱えながらやるのは、チームメートとかスタッフ、ファンに失礼になるから」と言うけど、逆に言えばそういうことで試合に出ないということが、スタッフ、チームメートに対して失礼だと思うんだけどな。

 結局、彼はメンタルの弱さが(代表の)試合の好不調の波の荒さを起こしていて、中田英、中村のような精神的にもプレー的にもプレッシャーの壁として犠牲になってくれる選手があってこそ実力を発揮できる選手なんだな、と改めてわかった。

 こんな選手ホントにレッチェは獲りたいのかね?結局は日本のスポンサーだけが目当てなんじゃないの?
posted by 植木孝之 at 11:26| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月08日

新陳代謝。

 昨日終幕した東アジアサッカー選手権大会の男子日本代表は、1勝1負1分勝ち点4で、結局中国と北朝鮮にはさまれ2位というなんとも評価しづらい結果に落ち着いたが、今回の大会では結果よりもジーコの選手起用法が大きく目立った。
 
 内容、結果ともに完敗だった初戦の北朝鮮戦から選手総入れ替え、つまり初戦とは全く違うチームで第2戦の中国戦に挑んだのだ。さすがにこれにはビックリした。個人的には初戦から「アテネ五輪組を主としたサブ・チーム」と「コンフェデ組」を融合したチームを組んで欲しかったが、初戦はコンフェデ組から欧州移籍組を抜いたチーム編成で挑んだ。その結果が上述したように完敗。大会前からジーコが「選手総入れ替え」を考えていたかはわからないが、結果としては「サブ・チーム」が健闘し第2戦の中国戦では2点のビハインドを跳ね返し同点に追いつき、昨日の韓国戦では、DF陣を中心とした精神的な粘りを見せ、初戦のパスミスからの失点の汚名を晴らすべく「コンフェデ組」のDF中澤が1点を取り勝利。
 
 恐らくジーコには「あいだ」がないのだろう。あのアジア杯での選手交代の無さ。そして、今回の選手総入れ替え。中途半端な戦術はかえってチームに良くない、という彼なりの美学がアジア杯と今回ではうまくハマったと言わざるを得ない。

 今大会で評価を高め、A代表でも十分できることをアピールした、DF茂庭。彼は粘りのある守備で、マンマークに強く、韓国戦0失点の裏の立役者と言えるだろう。だが、中国戦の2失点で横からのボールにうまく対処出来ないことを露呈してしまった(これはDF陣全体の問題)。MFボランチの今野と阿部。今野は相手のチャンスになりそうな場面の危険察知能力が高く、危険になりそうなところにいち早く詰めていき、相手のチャンスを摘んでいた。そして、攻撃でも中国戦のフリーのヘディングシュートが相手GKの正面にいってしまったのは悔やまれるところだ。一方阿部は今野とバランス取とり
ながら、無難なプレーをこなしていた。彼の大きな武器であるFKで得点もしたので、大きなアピールが出来ただろう。次はかれをDFの底で見てみたい。そしてFWの田中と巻。田中はこのチャンスの意味を誰よりも一番理解していたし、そのプレッシャーにも負けずにいい仕事をしたと思う。正直、僕は田中がここまでやるとは思わなかったが、これによって玉田は代表の当落線上の落ち、田中そして大久保がどう絡んでくるかが楽しみだ。巻は今回のチャンスを残念ながら生かせなかったと思う。今後もチャンスがめぐってくると思うので頑張って欲しい。

 あと、僕が危惧するところは、今回「選手総入れ替え」が今回の「コンフェデ組」のモチベーションや危機感を高めるだけではなく(それも今回の大きな収穫だったのだが)今後の代表の試合(例えば今月のW杯予選の対イラン戦など)にも「サブ・チーム」をうまく融合してもらいたい、ということ。コンフェデ杯で健闘した。W杯予選通過メンバーだ。という要らぬ過去の名誉を気にせず、ジーコ自身が言っているように「今調子がいいメンバー」をちゃんと選んで欲しい。
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2005年07月22日

自己の現状認識に基づいた正しい移籍。

■俊輔、セルティックに7億円で移籍決定!(ニッカンスポーツ)
 
 イタリア・セリエAにもスペイン・リーガ・エスパニョーラにも固執せずに、自分がレギュラーとして定着できる可能性が高いチームを選んだこと。そして、何より欧州チャンピオンズリーグ(以下、欧州CL)に出場できる可能性が高い(というか、常連の)チームを選んだことは、とても評価できると思う。いくら中田英が、いくら小野伸二が、セリエA、オランダ・エール・ディビジのそれぞれで評価されていても、彼らは欧州CLには出場していない。日本人では、ベルギー・リーグのゲングに所属していた鈴木隆行と、プレミア・リーグのアーセナルに所属していた稲本潤一が出場しているが、彼らはほんの数分しか出場していない。それは、勿論評価に値しない。
 今回、中村がセルティックに移籍し、レギュラーを確保すれば、事実上日本人で初めて欧州CLに出場し、評価される選手として世界に認識されるだろう。そこで活躍して、欧州のビッククラブへの移籍なんてことはたくさんあることだ。ちょっと話がはやいが、そのへんも期待したい。その前に中村が欧州CLの舞台で活躍する姿がはやく見たいところだ。楽しみが増えた。
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2005年07月21日

こういうのは、大抜てきとはいわない。

■ジーコ監督大抜てき 3人初代表ー東アジア選手権ー(スポーツナビ)


東アジア選手権日本代表
 
GK 土肥洋一(F東京)川口能活(磐田)楢崎正剛(名古屋)

DF 三浦淳宏(神戸)田中誠、茶野隆行(以上磐田)宮本恒靖(G大阪)三都主アレサンドロ、坪井慶介(以上浦和)中沢佑二(横浜M)加地亮、茂庭照幸(以上F東京)

MF 福西崇史、村井慎二(以上磐田)小笠原満男、本山雅志(以上鹿島)遠藤保仁
(G大阪)阿部勇樹(千葉)今野泰幸(F東京)

FW 久保竜彦(横浜M)玉田圭司(柏)大黒将志(G大阪)田中達也(浦和)


 MFの今野と村井、FWの田中達也が今回代表初選出。今野はボランチ、村井は左サイド要員でようやくの選出だと思う。遅過ぎたくらいだ。田中達也は本来ならば大久保を呼びたかったのだろうが、このタイミングでは悪くないだろう。

 この選出が、コンフェデ杯のメンバーを軸とした選手層拡大を目的としたものではなく、その時のベストの状態の選手を組んだベスト・メンバーとして、メンバーの入れ替えを念頭にしたメンバー選出であって欲しい。例えジーコが選手層拡大を狙ったものだったとしても(選手層拡大が目的の1つとしてあるのは勿論だが、あくまで目的ではなく結果として生まれてくるものでなければならない)、選ばれ出場した選手はレギュラーを奪い取る気持ちでやって欲しいと思う。今後、こういうチャンスはない、と思って欲しい。

あと、これはイタリアがコンフェデ杯に出てなかったからです。それだけ。
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2005年07月13日

里谷多英、トリノへ8月本格復帰。

 こちら

 まだフジテレビが抱えていたのか。素晴らしいな、フジテレビ。ま、そう簡単に手放すことも出来ないとは思うが。ともかく、頑張って欲しい。

 ROCKDENASHI横町は里谷多英を応援しています!

R横町内、里谷多英記事
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2005年07月02日

コンフェデ杯観戦記(7)

コンフェデ(7)

 3位決定戦ドイツ対メキシコ戦を見た。面白い試合だった。準決勝アルゼンチン対メキシコ戦が今大会ベストゲームの1つと書いたが、それに負けず劣らずの好ゲームだった。今のドイツは面白い。メキシコは準決勝の疲れが残っていたとしても、組織力が優れているチームだから根本的に守備が崩れることは考えにくいのだが、そのメキシコの堅守にたいして4点も穫ってしまうドイツの攻撃力がやはり凄いものがある。ブラジルよりは個人技には優れていないが、攻撃の組織力はドイツの方が上だと思う。そして、パワーも(アドリアーノを除いて)ドイツの方が上だ。これは以前のドイツではちょっと考えられなかったことである。あまりドイツのサッカーに詳しくない僕でもそう思うのだから、ドイツサッカー・フリークにしてみたら驚愕ものだろう。

 しかし、そのドイツに欠けているのは守備だ。いまのドイツは攻撃力を引き換えにしたかは知らずが、守備はボロボロだ。特に、センター・バックのフートとメルテザッカー。この試合で2得点を穫られたボルヘッティのヘッドはしっかり彼を見ていれば、彼らの身体能力からすれば防げたかもしれないのに全然見てないものだから、いとも簡単に穫られていた。ま、1点目は仕方ないにしろ、2点目の時も彼を見る気はほぼ皆無だった。この辺の危険察知能力の欠如は最早致命的かもしれないが、彼らはまだ若い。あと1年の伸びしろに期待したいところだ。この1年間のクリンスマン監督の手腕が問われることになる。この強力な攻撃能力を削ぐことなく、守備力を強化して欲しいものだ。


・ドイツ、選手データ
・メキシコ、選手データ

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 さて、コンフェデレーションズ杯が終幕した。結果としては、王者ブラジルがブラジルたる所以を見せつけての優勝という形で終わったわけだが、この結果がそのまま1年後のW杯に直結するかと言えばそんなことはない。上述したようにドイツはこの1年の修正、強化状況でいくらでも伸びる可能性を秘めているし、メキシコは大会前の下馬評を見事覆して、準決勝へと見事進んできた。アルゼンチン、ギリシャもこのままで終わらないだろう。そして、今大会に出場していない強豪国もW杯では大挙出場してくる。要は、1年後のW杯はどうなるかわからないということだ。「なんだよ。結局わからないのかよ!」という声が聞こえて来そうだが、サッカーなんて今後の結果を決めつけずにあれこれ想像しながら見たほうが楽しいものだ。そのために、今大会の各国の途中経過を垣間見ただけのこと。そういう意味ではとても楽しめた大会だった。この大会を見たことで1年後のW杯がより楽しめるというだけのものだ。あー、ドイツ行きてえなあ〜。
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コンフェデ杯観戦記(6)

コンフェデ(6)

 時系列的には逆だが、3位決定戦より先に決勝戦ブラジル対アルゼンチンの試合について書きたいと思う。ブラジルの圧勝だった。しかし、ブラジルが恐ろしく強かったというよりはアルゼンチンが自滅してしまった感がある。アルゼンチンは準決勝でメキシコとPK戦までもつれ込む試合をこなし、ブラジルよりも1日短い休養で決勝戦に望んだのだ。前の試合であれだけの消耗戦を演じたのだから、序盤はスローに試合をコントロールするかと思いきや、アルゼンチンはDFにコロッチーニ、エインセを自陣の残しただけの、実質2バックのかたちの半ば捨て身の総攻撃状態でブラジルゴールを襲いかかった。何故、ああいった無謀な戦術に挑んだのかいまいちよくわからないが、アルゼンチンのぺケルマン監督も、うちの監督のジーコ同様ひらめきでフォーメーション、戦術などを決めてしまうタイプなのだろう、きっと。もしかしたら、序盤に総攻撃をかけて後半逃げ切る、といった戦術だったのかもしれない。

 ブラジルはGKジーダを中心に落ち着いた守備でアルゼンチンの攻撃を防ぎ、前半11分アドリアーノお得意の左足の弾丸、いや大砲シュートがゴールに突き刺さり先制。その後もブラジルはブラジルらしい、緩急織り交ぜた変幻自在な魔法のようなパスワークであっという間に相手ペナルティ・エリアに忍び込む攻撃でアルゼンチンゴールに襲い掛かる。そして前半16分にカカーが、かつてJリーグの鹿島アントラーズに在籍していた、元ブラジル代表のレオナルドのような繊細なボールタッチからの右足シュート(レオナルドは左足だったが)でゴール右端を突き、その後もブラジルが得点を重ねる。
 
 アルゼンチンはやはり全体的に体が重く、中盤の守備の要カンビアッソも運動量は乏しく、ほとんど読みだけでプレーしているようだった。前述のような超攻撃的布陣で臨むならば、やはり十分な休養と、モチベーションと戦力が必要不可欠だったのだ。決勝戦のアルゼンチンには、そのほとんどが欠けていた。アルゼンチンは途中出場したアイマールが一矢を報うも、ブラジルの必然の勝利となった。

 ま、仕方ないだろう。かといってこの試合のブラジルが凄まじく良かったわけでもないが、間違いなく予選トーナメントの戦い方ではなく、彼等なりの決勝戦の戦い方だった。なので、日本と引き分けたブラジルがアルゼンチンに4−1で勝ったから日本の方が強いとか、薄らハゲなことをいうヤツは死んだほうがいい。日本のためだ。

 ブラジルは決勝戦の戦いかたをして、勝った。それだけのことだ。そういったことが半ば必然的にこなせるブラジルのサッカーがとても素晴らしいことなんだけど。おそらく、ブラジルにしか出来ない芸当だろう。これでカフー、R.カルロス、ロナウドが帰って来たら、、、と考えてしまうがこのままでいいじゃん、とも思う。特に今大会での右サイドバックのシシーニョと、FWロビーニョの活躍は素晴らしかった。これが、ブラジルの層の厚さというものだろう。出た選手が問題なく機能する戦術。それは、お手本となる選手が代々、切れ目なく生まれていて、それを次世代の選手が体で覚えているから、すぐに代わりに入っても機能することができるのだ。シシーニョのお手本にはカフーがいて、ロビーニョのお手本のは、ロマーリオがいた。お手本の選手がスーパー中のスーパーなのだ。そりゃ強いはずだ。それがない国は、、、ま、言うまでもない。。。


・ブラジル、選手データ
・アルゼンチン、選手データ
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2005年06月29日

コンフェデ杯観戦記(5)

コンフェデ(5)

 準決勝、メキシコ対アルゼンチン戦を見た。まだ、決勝戦と3位決定戦が残っているが、今大会のべストゲームの1つに挙げられるであろう、白熱した好ゲームとなった。

 アルゼンチンは、リケルメ、サビオラ、フィゲロアを中心とした攻撃陣にソリンが絡む厚みのある攻撃でメキシコDFに挑む。だがメキシコの守備陣は堅く、組織力が高い素晴らしいものだった。特にメキシコゴール前、アルゼンチンでFKのオフサイド・トラップには驚いた。あれは、あのゴールと直結した場面ではなかなかできるものではない。アルゼンチンはなかなか点を取ることが出来ない。

 一方、メキシコも得点への決め手がここ1歩で欠けており、両者無得点のまま延長戦へ。

 試合の均衡が破れたのは、104分(延長前半14分)。アルゼンチンのコーナーキック後のメキシコの電光石火のカウンター攻撃で左サイドバックのサルシドが相手DFにボールを当てながらもボールをゴールへとねじ込む。これで試合が終わると思いきや、110分(延長後半5分)にアルゼンチンのフィゲロアが、これもメキシコGKサンチェスの股を抜く気持ちでねじ込んだシュートで同点に追いつく。その後も勝負が決まらずPK戦へ。

 PK戦ではあっさりとアルゼンチンに軍配が上がってしまったが、メキシコの実力はやはり本物だと確信した。3−5−2のとても今主流のモダン・システムとは言えないシステムだが、サイドの攻撃を基点として、中央のFWに示し合わせたようにセンタリングを上げて決定的瞬間を生み出す。僕には、ユーロ2004でのギリシャ代表と重なって見えた。今試合でのゴールもユーロ2004でのギリシャの初戦対ポルトガル戦のカリステアスのゴールと被って見えた。ま、そのくらいカウンター攻撃が素晴らしかったということだ。

 ユーロ2004の時も知り合いと議論したのだが、ギリシャ、メキシコ、日本のサッカーって共通点があるというか、今後日本が世界で戦うために必要なことが詰まっている気がするんですよ。スポーツナビでサッカー・ジャーナリストの宇都宮徹壱氏もメキシコと日本のサッカーの近似点について書かれていますが、僕もあると思います。ただ、今のジーコが提唱しているサッカーにはないと思ってしまうのですが。。。

 さて、今日深夜(から明日早朝)は、いよいよ決勝戦、ブラジル対アルゼンチン戦と3位決定戦、ドイツ対メキシコ戦です。この結果が1年後のW杯への布石となるのか。楽しみです。


・メキシコ、選手データ
・アルゼンチン、選手データ
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2005年06月25日

コンフェデ杯観戦記(4)

コンフェデ(4)

 日本代表の予選3試合が終わった。

 1勝1敗1分け。予選敗退。

 結果だけ書くと極めて微妙な結果だが、僕が当初思っていたより日本代表は「世界と戦える集団」だったことは驚きであり収穫でもあった。現実として、ユーロ2004を制したギリシャに勝ち、王者ブラジルと接戦しての引き分けがもたらしたものは大きかった。中田英はボランチでも充分に機能する(というか、中田の持ち味が1番発揮されるのはボランチだと思う)ことを証明し、FW柳沢はゴールへの嗅覚を取り戻し、右サイドの加地はメンタル的に大きく成長した。彼は恐らくポテンシャルはありつつも、それをメンタルの弱さが覆いかぶさっていて勝負できなかったのではないだろうか。ここへきて加地が1試合毎に化けていったのは面白い現象だった。特に、ブラジル戦での惜しくもオフサイドとなったが、ゴール前に抜け出してのシュートは、最終ラインから抜け出すスピード、ゴール前での落ち着き、キーパーの股を抜く正確なシュート。全て揃ったパーフェクトなパフォーマンスだった。だが、確か2000年、ハッサン2世杯の対フランス戦でのスーパーゴール一発でリーガ・エスパニョーラに旅経ったが、まるで歯が立たずすぐに引き返して来たFW西沢の二の舞になることは避けていただきたいので、今後も加地は注視する必要はあるだろう。

 今後の課題としては、左サイド三都主。これは何とかしないといけない。ボールを持ち過ぎるのは彼のクセであることはわかるが、それはサイドバックには要らない要素だということを一刻もはやく認識してもらいたい。そして、守備時の相手選手からの右サイドからのクロスに対応出来ずに、あげく相手FWとロクに競り合いもせずに得点されてしまったシーンを複数見た。これは、日本のセンターバックのポジショニングにも問題はあるのだが、前にいる相手選手を俯瞰してしまうのはいただけない。やはり、彼にはサイドバックは向かないよ。あと1年で化けるか賭けるのもいいけど、いざという時の為に三浦淳でもよいのだが、希望としてはもっと活きのよい選手が欲しい。村井慎二(ジュビロ磐田)の名前が挙がっていた。これは是非見てみたい。そして、同様に右サイドに石川直宏(FC東京)。そしてボランチ今野泰幸(FC東京)もだ。

 まだ1年ある。もう1年しかない。どっちに取るかは人それぞれだが、この1年間で代表が何をするのか、また何ができるのかをしっかり考えて、計画的に行動にうつすのが、目標であるW杯ベスト8への近道であると思う。今後日本代表がどうなるのか、しかと見届けたい。ま、この大会でジーコでW杯に行くのが決まったようなものだから、今後どうなろうが彼と心中するしかないんだけど。。。


・日本、選手データ
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2005年06月23日

コンフェデ杯観戦記(3)

コンフェデ(3)

 試合の消化状況と、僕の書くペースが乖離し始めてきていますが、ご了承あれ。

 ブラジル対ギリシャ戦を見た。この試合は「2002年W杯王者とユーロ2004覇者の対戦」ということで注目度は高かった。だが、ふたを開けてみればブラジルの圧勝。次戦で対戦した日本にも負け、決勝点を挙げた日本代表の大黒は試合後に「今日のギリシャ代表はユーロ2004のギリシャ代表ではなかった」とコメントしているが、まさにそうだった。ユーロ2004でのギリシャ代表はこの日と比べ物にならないくらい早く鋭いまさに「ハチのように刺す」サッカーを展開していた。依然、堅実な守備は堅持しているが、カウンターの切れ味が散々だ。だから、空中戦も機能しない。挙げ句の果てには、パスも通じないでは、いくら守り通しても勝つことは出来ない。そして、この日の相手は王者ブラジル。ブラジル相手に守り通すことは、並大抵なことではない。

 そのブラジルだが、もう攻撃力が凄まじいの何のである。ロナウジーニョ、カカ、ロビーニョ、アドリアーノの4人で充分の攻撃布陣。何だろう、2002年くらいのとても強かったころのレアル・マドリードみたいな。ロナウド、ラウール、フィーゴ、ジダン(とロベルト・カルロス)の感じに近いかもしれない。有機的、機能的な各選手の動き、イマジネーション、スキル、パワー、そしてjoy。全て揃っている。特に前半41分のアドリアーノのシュートはタマゲタ。ペナルティ・エリア右外からほぼ、ノー・助走での30メートル弾丸シュート。翼くんもビックリである。ゴールの網が破れるかと思ったよ。いや、マジで。キーパーにとっては、彼のノー・助走と弾丸シュートはイメージとして一致しなかったのだろう。「まさか」と思っただろう。あの距離から撃つシュートがあのスピードで、しかも、ノー・助走で来るはずがない。そういった、キーパーの固定観念化されたイメージが結果的に「フェイント」となって生まれたゴールだったと思う。ま、あんなシュート誰でも来ないと思うよ。そういった固定観念が崩れさって新たな価値観がひょっこり生まれるからサッカーは楽しいんだけどね。僕はセリエAを見ていないが、アドリアーノはあのくらいのシュートはバンバン決めているらしい。恐ろしいヤツだ。

 敢えて挙げるなら守備の不安だ。しかし、ブラジルの守備の不安なんていっつも言われてるし、そりゃあの攻撃陣に比べれば見劣りするのは当然だし、そんなこと言われてても結局本番になりゃ勝つし、コンフェデ杯にはロベルト・カルロスもカフーも来てないから、そんなに不安視する必要はないだろう。
 
 そんなことより、今のブラジルの攻撃は見といた方がいいと思うよ。ぶっ飛ぶから。


(追記:メキシコ対ブラジルの試合を見た。なんか、変な試合だったな。ブラジルの動きは全体的に重かったし(日本戦より重かった)、あのPKのやり直しの顛末は何故か笑えた。だって1回目のPKの時に(キッカーが蹴る前に他のメキシコの選手がペナルティ・ラインに入って)やり直しになったのはまだわかるにしても、2回目にブラジルの選手が入った時、ボルヘッティ外してるしね。あれは、明らかにブラジルやり返したよ。せっかく外してくれたのに。でも、3回目のPKの時にジーダが止めたのは凄かった。ブラジルはジーダがいれば大丈夫でしょう。

 それにしても、メキシコの各選手が1つの意思のもとに、それがまるで1つの大きな生き物のように有機的に動くチーム戦術には驚いた。コンフェデ杯出場国の中で、少なくともグループBの中では1番高いモチベーションと、しっかりとした目的意識を持っていたチームだったことは間違いないだろう。良からぬ噂が立ってしまったのは残念なところだが、1年後のW杯を占う上でメキシコというチームはあなどれない存在となった。)


・ブラジル、選手データ
・ギリシャ、選手データ
・メキシコ、選手データ
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2005年06月19日

コンフェデ杯観戦記(2)

バルトシュタディオン・スタジアム

 ドイツ対オーストラリア戦を見た。時系列としては、先に書いたアルゼンチン対チュニジア戦の方が先に行われたわけだが、開催国がドイツということで、この試合が実質開幕戦である。会場はフランクフルトのバルトシュタディオン・スタジアム。スタジアム中央の上にぽっかりと浮かんだ四面モニターがとても印象的なスタジアムである。ドイツサポーターの歓声も凄まじい。ドイツの監督はかつて名FWとして名を馳せたユルゲン・クリンスマン。

 一方、オーストラリアは、アジアサッカー連盟(AFC)に加入することがほぼ決定しているので、2010年のW杯予選では、日本代表は共にアジア予選を戦う相手となる。

 ドイツのフォーメーションが4−4−2になっていた。いや、もしかしたらユーロ2004から既に4−4−2になっていたのかも知れないが、ユーロ2004でのドイツ代表のサッカーはあまり印象に残ってないので、覚えていない。付け加えると2002年W杯でのドイツサッカーもだ。何故か?あまりリスクがある印象的なサッカーだと思えなかったからだ。彼らはいつも無難にサッカーをやっているように、僕には思えた。それは、ドイツサッカーの底力だとも言えるのだが、無難にクレバーに守備をし、無難に点を取るサッカーで、それに中身を伴った印象(楽しさ)を感じることが出来なかったのだ。僕にはそれは極めて単純な「労働」のように思えた。

 だが、この日にサッカーは見ていてとても面白かったのだ。試合内容が点の取り合いだったのもそうだが、ドイツがあれだけクレバーな攻撃をしてくるとは思わなかった。特に背番号7番の左MF、バスティアン・シュバインシュタイガーが良かった。ペナルティ・エリア外からも打てる早く、鋭く、正確なシュートを打つ。そしてサイドへ切り込むスピードの速さ、そしてクロスの正確性、弾道の早さ。ちょっと誉めすぎだが、とても目立った。これまでのドイツにはあまりいなかったタイプの選手だと思った。これまでのドイツの攻撃スタイルはどこか「もっさり」としていて、高さで勝負といったスタイルが目立ったけども、シュバインシュタイガー然り、ケビン・クラニー然りで技術に裏打ちされたスピード、運動能力の高さ、反射神経の速さがある選手が出てきたことはドイツにとって大きいと思う。ミヒャエル・バラックや(ケガでこの試合には出ていなかったが)クローゼなどの「もっさり世代」(と敢えて言わせてもらう)と前述した若い世代がうまく融合することが、1年後のドイツを占うカギになるかも知れない。

 ただ、この試合に3失点してしまったように、守備の弱さが目立ってしまった。これは、GKを中心とした守備体系が確立されていないのが原因だと思う。イェンス・レーマン、オリバー・カーンを試合毎に変えるGKローテーション制を敷いているクリンスマン監督だが、それはDFとのコミュニケーションも試合毎に代わるということにもなるので、ドイツの守備が確立しないとも言える。早急に固定した方がよいと思う。が、カーンの動きも2002年に比べて「もっさり」していたので、気になるところだ。いっそ若いティモ・ヒルデブラントにしてはどうかと思うのだがどうだろう。

 逆に、オーストラリアの攻撃が良かったとも言える。ボール支配率はほぼ同じ。ボール・キープに長けていて、組織もしっかりしていた。クレバーな守備も目立った。こちらの方が余程「もっさり」ドイツっぽいとも思ってしまった程だ。ともあれ、ドイツにあれだけ拮抗した試合を挑むことに成功したオーストラリアが、アジアサッカー連盟の一員になるということはアジアにとって、そして日本にとって、脅威だ。今後はこの国に対して注視が必要になるだろう。


・ドイツ、選手データ
・オーストラリア、選手データ
posted by 植木孝之 at 14:37| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月17日

コンフェデ杯観戦記(1)

 現在行われているFIFAコンフェデレーションズ杯を全試合テレビで見るつもりだ。正直、この大会には大きな権威はなく、単なるプレW杯としての意味合いが殆どである。だが、W杯を1年後に控えて今の世界サッカーの勢力地図を垣間見る機会としては、重要な大会だと言える。と、同時に今回は日本代表がW杯出場を決めて、果たしてアジアの枠を飛び越えて世界にどのくらい通用するのか。いや、世界との差はどのくらいあるのか。今後の課題は何か。そして、ジーコの続投の可否など見極める機会としても重要だ。

 グループAのアルゼンチン対チュニジアの試合を見た。アルゼンチンは伝統の4−3−3システム。中盤に殆どボールを頼らず、サイドで勝負するプレイスタイル。攻撃こそ申し分なかったが、守備に多少の難を感じた。特にGK。この試合のGKはルクスだったので、仕方ないと言えば仕方ないが、GKに判断を委ねなくてはならない場面(つまり1対1)に運ばれるDFの甘さ(また、DFラインに行かれる前のボランチのプレスの甘さ)が目に付いた。そして、ルクスがたまらず倒してしまい、この試合チュニジアは2本のPKのチャンスがあった。初めの1本は外してしまったわけだが、あの1本を入れていたら勝負はわからなかった。そのチュニジアは前述したように、アルゼンチンDFに鋭く切り込むカウンターが効いていて、王者アルゼンチンに拮抗するための戦術としては正しかったと思う。だから、余計PKの失敗が悔やまれるが、チュニジアが1本目のPKを外した後に、アルゼンチンがもらったPKをリケルメがゴール中央に難なく決めたところが、実は貫禄の違いで勝負の分かれ目だったのかもしれない。それにしても、アルゼンチンのような、監督が代わろうが何があろうが自らの国のサッカースタイルの象徴である4−3−3を崩さないところは、清々しかった。キレイながらも熱苦しいサッカーだった。1年後はもっと強く、そして暑苦しくなって帰ってくると思う。

 我らが日本代表に関しては、3試合終わってから書きたいと思います。


・アルゼンチン、選手データ
・チュニジア、選手データ
posted by 植木孝之 at 15:24| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月13日

FC東京・今野がジェノアに移籍!会長が明言

今野

サンスポより。

 小笠原ラツィオと交渉よりも、余程嬉しいニュースである。僕は彼をアテネ五輪の予選の時に発見したわけだが、彼のスタミナ、状況判断能力、視野の広さ、冷静沈着なプレイ、攻撃力らを総合した、ボランチとしての能力は日本一だと思っているので、一刻も早くA代表に入れてもらいたい。だが、ジーコは彼を見てくれていないのか何なのかわからないが、未だA代表には入っていない。もし彼がジェノアに移籍して、問題なくレギュラーの座を掴めば、間違いなく活躍出来る(チーム内で機能するという意味で。得点もバンバン決めればなおさら良いが。)であろうから、ジーコは代表に呼ぶだろう。そこでレギュラーに入れるかどうかは、今の代表のボランチ盛況のなかではわからないが、レギュラー争いがまた熾烈になることは間違いない。
posted by 植木孝之 at 12:34| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月04日

怪我の功名。

■日本、バーレーンに勝利! W杯出場に王手(スポーツナビ)

 鹿野淳さんがご自身の日記に書いているように、小野の怪我が日本代表がW杯の切符をつかむことの意志と意味を確認し合うすることができた(シャレでも何でもないが)まさしく「怪我の功名」となった。付け加えるなら、先のキリン杯の2戦2負という結果もそのきっかけとなったのだろう。

 後半は両チームともに精魂尽き果てグダグダな試合展開になってしまい、こちらも見る気が失せそうになったが、前半は、両チームの試合の主導権争いはとても白熱した展開だった。その中での小笠原の得点。小笠原のゴール左隅を狙い済ましたシュートも素晴らしかったが、僕は中村俊輔の小笠原へのヒール・パスからのペナルティ・エリアへ相手DFを誘い入れるゴール・アシストが大きかったと思う。彼が(彼に)ボールが集まり、それを配給して試合をコントロールするプレイ・スタイルから、味方をうまく利用するプレイも身に付けてきた。

 中田英寿のボランチからの的確なパス配給、絶妙なゴール前への飛び出し、そして、コーチング。素晴らしかったと思う。だが、僕にはそれよりも、シュートの弾道の遅さ、浮いてしまうシュート、ショート・パスの多さ、が気に掛かってしまった。以前のボランチ中田なら、前線(両サイド)へのロング・パス、サイド・チェンジをしているはずの場面でも、近くの選手にパスを出す。杞憂ならばいいが、彼はまだ万全の体調ではないと思う。股関節という場所からしてサッカーをやっていく限り一生付き合っていく痛みだろうから、もしかしたら、彼に以前のようなプレイ・スタイルを要求するのは、酷なことなのかもしれない。日本代表とともに中田英寿もある種、転換期に来ている。

 なんだかんだ言っても、勿論課題は残っている。相変わらず選手交代のはっきりとした意図のなさ、そしてタイミングの遅さは昨日の試合でも相変わらずであった。三都主は相手ペナルティ・エリアでボールを持ちすぎる傾向もそのままでそのあげく、オブストラクションまでもらってしまったし、川口のポジショニングの悪さとパンチングかチャッチングかの選択の不明確さから、危うくゴールになるやもしれないシーンもあった。ただし、昨日の試合で予選のヤマは越えた。余程のことがない限り日本はW杯にいけるだろう。だが、問題はそれからだ。ジーコでW杯に行くのならば。
posted by 植木孝之 at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする